え〜、非常に唐突ですが、ポジションの構築に役立つ豆知識をご紹介しましょう。投資には、二つのポジションがあるのはほとんどの方はご存知だと思います。一つは、買い持ちポジション(買い玉と言ったり、買いポジションなどとも呼びますが、全て同じ意味です)。もう一つが売りポジション(同じように、売り玉とも表現しますね)です。もちろん、売りポジションとは空売り(信用売り)のことですね。で、売りと買いのバランスがどうなっているのかを簡単に表わせる表記方法があるんですよ。それが、これ。
| 【売り玉の枚数 − 買い玉の枚数】 |
では、この表の見方をソフトバンク株(9984)を例に説明します。
ソフトバンク株の単元株数は、100株ですよね。特に説明の必要も無いでしょうが、株は単元株数の整数倍でしか取引は出来ません。つまりソフトバンク株
を売買するのであれば、100 株の整数倍での売買となるわけですね。その意味で、
この100 株と言うのは取引できる最小の単位であり、これを1 枚と規定します。(つまり、単元株数=1枚)
仮に、ソフトバンク株を500株買い持ちしていた場合は、買いポジションが5枚ということですよね。なので、これをさっきの表で表わすと、
| 【0 − 5】 |
となりますよね。では、次に200株利益確定のために手仕舞いしたとしましょう。すると、ポジションはどう変化するでしょうか?もちろん、買い玉が2枚減るので、
| 【0 − 3】 |
と、なります。ここまでは、簡単ですよね。では、新規に3枚ソフトバンク株を空売りしたとしましょう。この操作によって、ポジションはどのように変化したでしょうか?分かりますよね。
| 【3 − 3】 |
もし上記の操作が、3枚空売りではなく、手仕舞い売りだった場合はポジションは【0−0】になります。
そう考えると、手仕舞い操作の場合は買い持ちポジションは消滅しますが、新規に空売りをした場合は買い持ちポジションはそのままだ、という違いがあるのが分かると思います。このように、買い玉を持ったまま、新規に売る操作を広い意味で「ツナギ売り」と呼びます。もちろん、原理的には「ツナギ買い」もあり得ます。では、なぜこのような一見めんどくさそうな売買をするのか?
それは、ツナギ売りには現物買いのみのポジションでは決して得られないいくつかのメリット
があるからなのです。タネ明かしはここではしませんが、売りと買いが同枚数である【1−1】ポジションが実に特徴的な働きをする、という点を頭の片隅にでも置いておいて下さると次回以降の話がスムーズに理解できることでしょう。
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